2015年11月22日日曜日

ヤブコウジ

ヤブコウジ(藪柑子、別名:ジュウリョウ[十両])ヤブコウジ科ヤブコウジ属
花期:7月〜8月
北海道、本州、四国、九州


常緑樹林の下に生え、日本海側ではブナ林の下に生えることもある。主に尾根の乾いた林の下に生える。常緑の小低木で高さはわずか20㎝程。枝は落葉の下にほふくしてして広がり群生する。葉は長楕円形で、光沢はあまりなく上部にまとまって付き輪生状、長さは10㎝内外で細かい鋸歯がある。直径6〜8㎜の果実は秋に赤く熟す。正月の飾りにウメ、シュンラン、クロマツ、フクジュソウ、ナンテンなどと一緒に寄せ植えをする。根は紫金牛といい、解毒、利尿剤として用いることがある。江戸時代寛政年間に様々な品種が作られ流行した。


花は見過ごしてしまいました。








2015年11月21日土曜日

イソギク

イソギク(磯菊)キク科キク属
花期:10月〜12月
千葉県から静岡県の海岸、伊豆七島


千葉県の犬吠崎静岡県の御前崎や伊豆七島に自生する多年草。
黄色の筒状花のみの花を密集してつける。葉は肉厚で切れ込みが有り、裏葉は銀白色。ハナイソギクとイソギクとイエギクの交雑とされ、白色の舌状花をもつ。






2015年11月1日日曜日

ヨメナ

ヨメナ(嫁菜)キク科アスター属
花期:7月〜11月
本州・中部以西、四国、九州

山野の湿り気のある場所に自生する多年草。野菊の1つ。名前の由来は、若菜は食用になり、嫁が摘む菜という説がある。茎の上部でよく分岐し枝先にはtん試食の花を1個つける。中央に筒状花が集まり、その周りを10枚〜20枚の舌状花が囲む。白色と紫色がある。葉は艶があり卵型から長楕円形、縁に粗い鋸歯がある。ノコンギクによく似るが、カントウヨメナの葉は無毛で、ノコンギクの葉には短毛が有り触るとざらつく。





2015年10月31日土曜日

リュウノウギク

リュウノウギク(竜脳菊)キク科キク属
花期:10月〜12月
本州・福島県以西、四国、九州、宮崎県

日当たりの良い山地や石灰岩地に自生する多年草。
野菊の1つ。名前の由来は、葉と茎から竜脳(熱帯アジアに分布する植物)に似た香りがすることから。茎は分岐し、草丈は30〜100cm。枝先に4cm程の頭花をつける。舌状花は白色で20個前後つける。葉は互生し、葉身は4〜8cmの卵型、3中裂、縁に粗い鋸歯がある。葉の裏面は毛が密集していて灰白色。全草に精油が含まれ入浴剤などにつかWれる。





サザンカ

サザンカ(山茶花)ツバキ科ツバキ属
花期:10月〜1月
本州、四国、九州、沖縄

山地や林内や林縁などに自生する。名前の由来は、ツバキ科を指す中国の山茶に因み、花はサンサカ(山茶花)これが転訛してサザンカになった。枝先に4〜8cm程の花をつけ、花弁は5〜7個、葉は革室で互生し、葉身は3〜7cmの長楕円形、縁に鋭い鋸歯がある。
白花の野生種、ツバキとの交雑種、八重咲き、一重咲きなど江戸時代から多くの園芸品種が作出されている。
サザンカは晩秋に咲き、花弁は一枚一枚バラバラ落ちるが、よく似るツバキは早春に咲き、花は首から落ちる。







2015年10月18日日曜日

ヤナギタデ

ヤナギタデ(柳蓼)タデ科
花期:7月〜10月
日本全国

川の畔や湿地などに生える1年草。茎は分岐し草丈は40〜60cm。和名は葉が柳に似ていることによる。細長い花穂にまばらに花をつける。穂の先は垂れ下がる。枝先の穂状花序を出し、小さな淡紅色の花をつける。葉は互生し無毛。托葉は筒型で縁に短い毛がある。食用にする辛味のあるタデは皆、本種から出た変種である。本種にも辛味があるので本当のタデということからホンタデの別名もある。

















ヒメヤブラン

ヒメヤブラン(姫藪欄)ナギイカダ科ヤブラン属
花期:6月〜9月
日本全国

日当たりの良い草地に生える多年草。名前はヤブランの仲間でヤブランより小型であることからヒメがつけられた。根生出芽で増え、花茎の先に総状花序を出し、小さな淡紫色の花を上向きに数個つける。葉は花茎より長く、長さ10〜20cm、幅2〜3㎜の線形。