2015年8月29日土曜日

イタドリ

イタドリ(虎杖)タデ科ソバカズラ属
花期:7月〜10月
東アジアに分布
本州、四国、九州

日当たりの良い土手や荒れ地などに自生する雌雄別株の多年草。名前に由来はイタドリ(痛取り)の意味で、若葉を揉んで切り傷などの患部に塗ると出血を止め痛みを和らげる作用があることから。
茎は太く中空で紅色の反転がある。葉脈から枝を伸ばし、その先に円錐花序を出し、小さな淡黄色の花を多数つける。花被は5深裂する。葉は互生し、葉身は5〜15cmの卵型から長卵型で先がたがる。
冬期は地上は枯れて地下部のみが越冬する。新芽は酸味があり食用になる。

イタドリは変化が多く高山性で小型のものはベニイタドリ(紅虎杖)、産地の砂漠地に生える大型のオオイタドリがある。







シュウカイドウ


シュウカイドウ(秋海棠)シュウカイドウ科ベコニア属
花期:8月〜10月

中国南部、マレー半島原産
本州関東以西、四国、九州、沖縄に野生化している帰化植物。

江戸時代初期に導入された球根草。名前は中国名である秋海棠を音読みしたもの。
茎はよく分岐し草丈40〜80cm。雌雄異花。茎先に花序を出し2〜3cmの淡紅色の花が垂れ下がる。雄花には3枚の翼がつく。
葉は互生し、葉身は卵状ハート型、縁に鋸葉がある。庭植え、鉢植えに利用される。
根くきに、葉にはシュウ酸を含む有毒植物で誤植すると嘔吐、下痢を起こす。
耐寒性が強く屋外で越冬が可能。










ワレモコウ

ワレモコウ(吾木香)バラ科ワレモコウ属
花期:6月〜10月
北海道、本州、四国、九州

ススキ草原を代表する花で、茎が細く直立する姿はススキ原で生きるのに都合が良い。
小さな花が集まって穂状の花序になり、上から順に咲き暗赤紫色が陽に透けて美しい。
これは4枚のガク片の色で花弁はない。バラ科に珍しくがく片、雄しべ共4数性。
中国、西洋では昔から止血薬として使われた。







テッポウユリ

テッポウユリ(鉄砲百合)ユリ科ユリ属
花期:4月〜6月
九州南部(南西諸島)、沖縄

名前の由来は種子島に自生し、つぼみの形がテッポウ(種子島銃)に似るからという説と、ラッパ型の花がラッパ銃ににるからとする説がある。葉は互生し、葉身は10〜20cmの披針形。
タカサゴユリに似るが、テッポウユリの方が小型で、花に紫の筋が入らないことで見分けられる。


ヘクソカズラ

ヘクソカズラ[別名:サオトメカズラ、ヤイトバナ](屁糞葛)アカネ科
花期:8月〜9月
日本全土

藪や雑木林、道路脇の金網に弦上に巻き付いているのを普通に見かける。花は可愛く、花冠の先が白く5裂し、中心部が赤く染まっている。別名、サオトメカズラは早乙女の被る笠に見立て、ヤイトバナは赤い部分をお灸の痕に見立てたもの。




シュウメイギク

シュウメイギク(秋明菊)キンポウゲ科アネモネ属
花期:9月〜11月
中国原産


江戸時代に観賞用に導入された多年草。
名前の由来は秋に咲く菊に似た花の意味。
京都洛北の貴船山付近で多く栽培されていたことからキフネギク(貴船菊)の別名がある。地下茎を伸ばして繁殖する。茎は直立して1m程。根生葉は3小葉で小葉は、広卵型で3〜5裂する。
花色は桃色、白があり、一重、半八重、八重咲きがある。









2015年8月12日水曜日

タマアジサイ

タマアジサイ(玉紫陽花)アジサイ科アジサイ属
花期:8月〜9月
本州中部以北

山地の沢沿いなどの湿り気のある場所に自生する落葉低木。名前の由来は開花前の花序が玉のような球形であることに因んでる。
枝先に散房花序をだす。
中央に紫色の両性花がつき、周りを装飾花が囲む。装飾花のがく片は白から紫色で3〜5個つく。葉は対生し、葉身は10〜25cmの長楕円形から倒卵型、先が尖り縁に鋸歯がある。果実は朔菓。









フヨウ


フヨウ(芙蓉)アオイ科フヨウ属花期:7月〜10月
中国中部原産
伊豆半島、紀伊半島、四国、九州では野生化


中国原産とされる落葉低木で古い時代から栽培されている。名前は漢名の「木芙蓉」を簡略して「芙蓉」とした。
枝の上部の葉脇に10cm程の薄紅色や白色の5弁化をつける。木槿と同じく朝咲いて夕方に萎む一日花。葉は互生し、葉身は10〜20cmで掌状に浅く3〜7裂する。
スイフヨウ(酔芙蓉)は八重咲きの園芸種である。